知ればもっとお茶が美味しくなる。

お茶

お茶が見た太陽の記憶「煎茶」

煎茶は日本茶の中の緑茶に分類されて、摘んだ生葉をすぐに蒸して発酵を止めたもの。
深蒸し煎茶と普通蒸し煎茶があり、その違いは蒸し時間の差にあります。
普通蒸しの煎茶は30秒から40秒蒸します。
深蒸し煎茶と表記されず「煎茶」とされているものは普通蒸し煎茶です。
葉が針のように細くなっていて、色は深い緑色です。

お湯を注ぐと、ゆっくり針状に細かった葉がほどけて開いていく様子を見ていると
自然と心もほどけていく感じ。香りとともに癒されて、飲む前からお茶を好きになっていく瞬間です。
注いだ水色(すいしょく)は透き通った黄色、もしくは黄緑色。
お茶の葉に降り注いだ太陽は、彼ら(お茶)にとってこんな色に感じていたのでしょうか。
日本茶の、緑茶の代表格。それが煎茶です。

和束は香り高い高級煎茶の郷とも言われています。和束川と豊かな森林が作り出す朝霧が、茶葉たちを優しく包み込み、柔らかな日の光の記憶を持った煎茶が生まれるのでしょう。

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たなかみよこ

令和4年度より京都府和束町の地域おこし協力隊を務めています。和束町が大好きで、移住をしてきました。私がそうだったように「人生を変えるお茶との出会い」を演出できればと思います。

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